LVとは・・・
眼の病気や身体の他の病気によって、見るための眼の機能(視覚機能)が低下し、学習や日常生活に不便さや困難を感じる状態、またそのために何らかの援助を必要とする状態を「Low Vision」(LV)と言います。
同じように使われている言葉に「弱視」があります。
医学的弱視
- 医学の分野では一つの病気の名称として使われています。
教育的弱視
- 盲学校などの教育の分野では、視力0.1以上0.3未満の児童・生徒を称します。
社会的弱視
- リハビリテーションの分野では、視覚による社会生活は可能であるが、著しいハンディキャップを持つ者をこう呼びます。
すなわち「弱視」という用語は、教育を行う者や疾病やハンディキャップを治療する立場にある者や克服させる立場にある者が、それぞれの関わり方の中で、混乱したまま使われてきた経過があります。
そこで最近専門家の間では、視覚機能が低下した視覚障害者を総称して「LV」と称することが多くなってきたようです。
日本国内には、約38万人の視覚障害者がいます。この中で、「LV」と呼ばれる方は、15万人とも25万人ともいわれています。老眼や老人性の白内障などによる眼の不自由な高齢者も含めると、1000万人を越えるという説もあります。
ただし、正確な調査が行われていないため、はっきりとしたことは分かっていません。