参議院 予算委員会
平成20年3月14日(金)


○林久美子君
 私、教育の問題にも取り組んできておりますけれども、拡大教科書の問題について渡海大臣に伺いたいと思います。
 今、弱視の子供たち三人に一人にしか、この拡大教科書届いていません。この拡大教科書の八割がボランティアの手作りによって作られています。本当に一枚一枚が手作りなんです。これ、教科書の発行会社にデジタルデータの提供なども含めて書簡も文科大臣、以前出されておりますけれども、今私が伺っているところでは、平成二十三年からしか積極的に取り組むような姿勢は見られません。
 どうですか、これ、大臣。行政指導も含めて、すべての子供たちに、ちゃんと弱視の子供たちに教科書が行き届くようにしっかりと指導していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○国務大臣(渡海紀三朗君)
 今委員おっしゃいましたように、小坂大臣のときに、行政指導といいますか、しっかりとやるようにということをお願いをいたしまして、鋭意我々の方も努力をいたしております。今年度から、実は、もう少しこのデジタルデータが作りやすくするためのいろんな研究というものをやりまして、そしてよりスピードをアップさせるべく努力をいたしております。
 ただ、一つありますのは、やっぱりこのデータベースが今お持ちのやつをそのまま使うというわけになかなかいかないようでありまして、そういった面も含めて、我々が支援できる部分をしっかりと支援をして、そしてより多くの教科書会社がきちっと作っていただく、またボランティアの皆さんにデータベースを提供するということをこれからも頑張っていきたい、そのように考えております。

○林久美子君
 行政指導。

○国務大臣(渡海紀三朗君)
 済みません、抜けましたか、何か。

○林久美子君
 じゃ、行政指導も含めてしっかりと御対応いただきたいということをお願い申し上げます。

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